宮本副政調会長が総括質問

3.JPG県議会2月定例会は321日、本会議を再開し、自民党議員会を代表して宮本副政調会長が、今定例会の議論を振り返りつつ、総括質問を行った。宮本副政調会長は、先ず、大量の震災がれきの処理について、大災害の一日も早い復興のため、被災を免れた本県ができる支援は何なのか、こうした困難な問題こそ、県は、市町村とともに正面から向き合わなければならないと積極的に取組む姿勢を示した。

また、並行在来線対策については、安全性と利便性の確保が最も大切だとし、鉄道に関する専門的な技術、知識を持つ要員の育成、確保や老朽化が進む車両などの施設整備を着実に進める必要性とJRの適時適切な支援、協力が不可欠であり、どう協議をしていくのか質問した。この他の質問は以下(詳細)のとおり。



 

1.「安心とやま」について

 

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(1)日本一の安全・安心県を目指す本県が、地震、津波

      の防災対策や原発の安全対策など、喫緊の課題にど

      う対応するのか、所見を問う。

(2)県は、国に対する積極的な意見、提言や被災県との広域的な連携、市町村との密接な連携も含めて、震災がれき問題に積極的に取組む姿勢を示すべきと考える、どう取組むのか。

(3)交通問題

  ア)並行在来線の開業に向け、要員の育成・確保や車両を含めた施設設備の整備について、JRに対して支援、協力を求め、どのように協議を進めるのか。

  イ)積雪時における公共交通機関の交通障害対策にどう取組むのか、利用者への情報提供のあり方を含めて、問う。

(4)県民同士が支え合う地域社会の実現に向け、福祉を担う人づくりや、NPO、ボランティア活動等の基盤強化にどう取組むのか、富山県民福祉基本計画の改定の考え方と併せて、問う。

(5)がん対策推進計画の見直しに向け、本県のがん対策の積極的な取組について、所見を問う。

(6)安全なまちづくりの取組について

  ア)警察力の一層の強化と、地域住民等の取組への支援について、どう対応するのか。

  イ)地域と学校が連携した児童生徒の登下校時の安全確保対策について、どう取組むの

        か。

(7)「振り込め詐欺」の取り締まりや被害防止に向けたと取組をどう進めるのか、特に被害の多い高齢者への対策を含めて、問う。

 

2.「活力とやま」について

(1)「県内企業人材養成モデル推進事業」について受託企業の拡大に向けた要件緩和を図り、中小企業へのさまざまな支援の取組が有効なものになるよう検討すべきと考えるが、所見を問う。

(2)平成22年における本県医薬品生産金額の減少の要因をどのように分析しているのか。また、新分野や海外展開への支援など、本県医薬品産業の振興にどう取組むのか。

(2)県は、国に対する積極的な意見、提言や被災県との広域的な連携、市町村との密接な連携も含めて、震災がれき問題に積極的に取組む姿勢を示すべきと考える、どう取組むのか。

(3)TPP問題について

  ア)県としての考え方と、これまでの政府の姿勢への評価について、所見を問う。

  イ)本県にも影響の大きい農業分野について、米の関税措置の堅持を国に求めるなど、本県農業者の不安が払拭されるよう、どう取組むのか。

(4)農業や林業に関する問題について

  ア)適正農業規範に基づく農業を推進するため、普及指導の充実にどう取組むのか。

  イ)県産農産物の安全・安心の確保に向けた取組を効果的にアピールするため、どう対

        応するのか。

  ウ)法律に基づき捕獲等の活動を担う「鳥獣被害対策実施隊」をはじめとする体制の整備について、

どう取組むのか、県内市町村の現状を含めて、問う。

  エ)森林整備、林業再生基金事業に関し、来年度以降3年間の目標と事業内容を、どう考えているのか、林道整備の今後の取組と併せて問う。

(5)交通基盤と地域活性化について

  ア)新幹線駅周辺活性化検討・調査事業でどのような検討・調査が行われているのか。また、新幹線駅周辺の活性化にどう取組んでいくのか。

  イ)新幹線駅や港湾、空港へのアクセスを充実、強化するため、周辺の道路、鉄軌道ネットワークの整備や、広域的な幹線道路の整備をどうすすめるのか。

  ウ)県内の港湾や海岸の景観の保全対策にどのように取組むのか。その現状と課題を含

        めて問う。

(6)各種委託業務や物品調達について、低入札対策の強化や複数年にわたる契約の拡大、県内業者の受注機会の確保に向けた対策をどう進めるのか、所見を問う。

 

 

3.「活未来とやま」について

(1)学校行事や部活動を犠牲にすることなく、新学習指導要綱に基づく十分な指導時間をどう確保するのか。

(2)栄養教諭の計画的な増員を図り、食育の推進をさらに強化し、どう取組むのか。

(3)ふるさと教育の推進について

  ア)イタイイタイ病資料館や高志の国文学館を学校教育にどう活かすのか。

  イ)「ふるさとの歌」の活用も含め、県民運動としてのふるさと教育の推進にどう取組

        むのか。

(4)知事就任以来のこれまでの文化振興施策の成果をどう評価しているのか。また、富山の文化の力をより一層向上させるためにどう取組むのか、所見を問う。