自民党地方議員安全保障問題研究会、党本部にて勉強会を開催

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自民党所属の県市町村議員で構成する自民党地方議員安全保障問題研究会は、328日(水)、自民党本部にて、自民党国防部会長代理の 佐藤正久 参議院議員を講師に自民党の国防政策等について熱の入った勉強会を開催した。党本部5階で開催した勉強会では、先ず、参加者を代表して、自民党地方議員安全保障問題研究会会長の中川忠昭 県議会議員が挨拶し、続いて、自民党国防部会長の 今津 寛 先生が急遽、時間を割いて会議室を訪れご挨拶を戴いた。勉強会では佐藤正久 先生が東アジア地勢図(逆さ地図)を参加者に配布し、大陸から見た日本の領土、領海について、地図を片手に日本のおかれた現状について講演した。



 

 

佐藤正久 先生は、ロシア、中国等の大陸から日本列島を 

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見ると、太平洋に出るのに日本は邪魔な存在になると地図

を片手に明。東西冷戦時代は3つの海峡を封鎖すればロ

シアは抑られたが、中国の台頭により、本州がスッポリ

入るほど南西諸島が手薄の状態だと危惧した。

 また潜水艦は軍事的にも費用対効果から見ても優れている。しかし海が浅い東シナ海では中国の潜水艦行動がとりにくい。そのためにも中国は尖閣諸島を抑え太平洋に出やすくしたいと話した。

また、北朝鮮の弾道ミサイルや中国海軍の軍拡、普天間基地問題など、視点を変えながら日本の国防政策の不備を指摘し、今の日本は「憂いなければ備えなし」だと強調した。

この他、福島原発自衛隊ヘリ放水作戦について、「自分を犠牲にしても守るべきもの」自衛隊の凄さや、自衛隊は国防のために厳しい訓練をしているからこそ強い自衛隊であり、大変な災害復興が可能となると説明した。