『これからのがん医療を考える』講演会を開催

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自民党富山県議会議員会(四方正治 会長)、がん対策推進条例(仮称)検討プロジェクトチーム(五十嵐務 座長)は、331日(土)、午後2:00から、富山国際会議場メインホールにて、約450名の聴衆を集め『これからのがん医療を考える』講演会を開催した。

生憎の天候にも拘らず、参加者は高齢の方から、若い人まで各年代層の方々の参加を頂き、県民のがんに対する意識の高さを感じた。

最初の基調講演は、静岡県立静岡がんセンター総長 山口 建先生が「がん治療の最前線から」と題して基調講演を行い。特別講演では、「がんと向き合う」~自分の身体と時間を大切に~と題してタレントの 向井亜紀さん が語った。

講演会の最後では、スペシャルトークとして「これからのがん医療」~山口建先生、向井亜紀さん、泉良平 先生(富山県公的病院長協議会会長/富山市民病院長)そして、コーディネーターとして市井啓子 さん(フリーアナウンサー)の4名が、患者・家族の視点からスペシャルトークを行った。



 

スペシャルトークでは、「がんを上手に治す」がん2.jpg「患者さんと家族を徹

底支援する」「成長、進化を継続する」などの心通う対話と多職種チーム医療の話や、患者と医師、看護師の信頼関係、緩和ケア、がん患者の就労について、がんへの治療、疑問、不安など話すことで心が和らぐ富山市立富山市民病院の「がん・なんでも相談室」の紹介など、多岐にわたるスペシャルトークとなった。

また、向井亜紀さんは、子宮頸がんとの闘いでは、医師の目前で細かくメモを取り、そのメモの内容を勉強し理解し、理解できないことは、医師や看護師に質問することで、恐怖心を取り除いたと語った。また、誰かに相談することが重要だとして、普段から何でも話せる相手を見つけておくことが心の支えになると体験談を交えながら、魔法使いと呼ばれたヘルパーさんの話や、鈍感な医師と話すときなど「どんなに立派な医師でも、いつかは患者になると」そう思って自分の冷静さを保ったと、会場を沸かせる場面もあり、講演会すべての内容が濃い時間となった。